September 01, 2004

8月28日 D20クトゥルフ「エバーグレーズを覆う影」

 8月28日、Lock氏宅にてD20クトゥルフを行う。
 念のため先に言っておくと、今回はシナリオの多少ネタバレがあるかもしれないので、D20クトゥルフプレイヤーの方は、ご注意ください。

 この日は、私のほかF井僧正と帰省中のY内Y○GA会長も参加した。Y内会長は元々こちらの出身で、就職のため横浜に行く前は、私やLock氏とよくシミュレーションゲームやRPGをしたものだった。

 GM含めて4人と少人数プレイのため、今回は1人2キャラにNPC1人で行うことになった。そうしてできあがったメンバーは下記の通り。

プレイヤー:Y内会長
○ネナド 私立探偵 年齢36
 能力値:10,14,14,12,14,10
○アビマエル・グスマン 教授 年齢58
 能力値:9,8,11,14,15,10

プレイヤー:F井僧正
○カールスモーキー高見 リポーター 年齢?
 能力値:8,10,10,16,14,14
○ブルース・ホイ 兵士 年齢?
 能力値:12,14,12,8,12,10

プレイヤー:Ryofu
○ジョセフ・スマイル 医者 年齢35
 能力値:8,9,11,14,14,16,
○パイソン・モントゴメリー ギャング 年齢?
 能力値:10,14,10,14,12,8

プレイヤー(GM):Lock氏
○ポール・ホワイト(NPC) 労働者(運転手) 年齢26
 能力値:12,14,12,10,12,8

 事件の発端は、ミスカトニック大学に勤めるアビマエル・グスマン教授の助手の一人アラン・ストコフスキーが大学図書館から門外不出の魔道書を勝手に持ち出したので、これを取り戻してこいということだった。
 それを受けたグスマン教授は、一人では心許ないとオカルト愛好会のメンバーに手助けを求めた。

 アランの家に行ってみると、そこは既にもぬけの空で、家捜しすると旅行代理店の領収書が見つかった。それによると、どうやらマイアミに高飛びしたらしいということが解った。

 グスマン教授は、アランの後を追ってマイアミへと出発した。もちろん全員エコノミークラスでだ。しかし、仕事の都合でジョセフ・スマイルは翌日に合流することとなり、カールスモーキー高見は旅費をケチって夜行バスで行くことにした。

 旅行代理店の書類から、宿泊しているホテルも解っているので、そこに行ってみると、ホテルは食中毒で経営者達が逮捕されたため、開店休業の状態だった。フロントで助手のことを聞いてみると、確かにこのホテルに宿泊していたようだ。しかし、一人ではなく、非常に背の高い女連れだったそうだ。

 宿も決めずに来たので、一行はこのホテルに宿泊することにして、アランの足取りを追うべく聞き込み調査を始めたが、対人交渉に長けた者が翌日にならないと来ないので、全く情報を得られなかった。

 その夜、グスマン教授は何故か無人島でティンカー・ベルのような妖精を捕まえるという夢を見た。これが何を意味するのかは、全くわからない。

 翌日、一行は遅れてきたスマイル達と合流し、再度聞き込みを始めた。すぐにアランと大女は、1週間以上前にエバーグレイズ国立公園へ観光に出かけたが、その後ホテルには戻ってきていないことが解った。

 詳しい情報を得るため、エバーグレイズ国立公園に行ったところ、2人は遊覧船に乗ったとのことだった。そして、その翌日にその船が火災事故を起こし、乗客乗員の全員が行方不明となっていることが解った。火災を起こした船は、船会社に係留されているというので、何か手がかりがないか見に行くことにした。

 船は、ブリッジをはじめとする上部建造物の全てが焼けてしまったため、その部分は修理中だったが、船体部分は焼け残っていたので、ここでスマイルは超能力のサイコメトリックを使ってみた。
 すると、目の前に黒く巨大な蛇のようなものが船を襲っている光景が浮かんできた。これはいったい何を示しているのだろうか?
 その他に、湿地帯の中にある島に偉い学者だが人嫌いの変な人が住んでいるという情報を得た。
 グスマン教授は、特に根拠もないのにこの変人が怪しいと主張し、その島へ乗り込むことを主張した。カールスモーキー高見は怪物のビデオが撮れれば何でも良いと同意した。アランと変人が関連する証拠は何もないと主張するパイソンの意見を封じ込め、とにかくその島に行ってみようということになった。

 観光船をチャーターし、一行は変人の島に向けて出発した。荒事になるだろうから、戦力外のスマイルは残ることにした。

 観光用の船なので船長は、道すがら名所の数々を説明してくれた。途中、観光客向けの牧場に立ち寄りアランについて知らないか尋ねてみたところ、大女と共に立ち寄ったことあるそうだった。
 これを聞いたグスマン教授は、「これでアランと変人はグルに間違いない」と、またも全く根拠のない憶測だけで決めつけた。

 牧場を出発してしばらくすると、急に雲行きが怪しくなってきた。船長が嵐が近づいているので、どこかに一時避難した方がよいと言うので、手近な小島に上陸して野営の準備をした。
 夜になり、雨風は少し弱まってきたものの暗くて船は出せないので、一行は交代で見張りをしながらテントで寝ることにした。船長とポールは船で待機することにした。

 深夜、見張りをしていたブルースは、風の音にしては奇妙な音を聞き、テントの外を見た。すると、どす黒くて長くて大きな生き物が船のもやい綱をかみ切ろうとしていた。ブルースはライフルを構えながら、大声でテントの中で寝ている他の者に生き物のことを伝えた。この声でグスマン教授と高見が目を覚ました。

 その時、船のところにいるものより巨大な生き物がテントを噛み破り侵入してきた。侵入してきた生き物は、ワニのようだった。しかし、よく見るとこの巨大な黒いワニは頭が細長く、目玉が赤塚不二男のギャグマンガのように飛び出している。
 そのことに気づいたブルースと高見はSANチェックを受け、精神にダメージを受けた。グスマン教授はSANチェックに耐えた。この騒ぎの中、なぜかパイソンは目を覚まさない。

 一行は、手持ちの武器で、異形のワニを攻撃した。高見は武器を持っていなかったので、ビデオを回し続けた。異形のワニは、最初グスマン教授に噛みつこうとしたが、驚異的なサイの目で攻撃をかわし続けたので、高見に矛先を変えた。あわれ高見は重傷を負い倒れた。
 そして、教授とネナドの必死の射撃で、異形のワニを何とか倒した。船の方にいたものも、ブルースとポールの射撃で倒したが、もやい綱を切られてしまった。

 船を繋ぎ直した後、教授は異形のワニの死体を持ち帰りたいと主張したが、こんなものは運べないとの他の者に言われ、目玉だけを切りとって持ち帰ることにした。

 翌朝、怪物の襲撃ををなんとか凌いだ一行は、多少嵐が弱まってきたので、一度港に引き返すことにした。しばらくすると正面に小島が見えてきた。船長の話によると、これが目的地の島だそうだ。
 教授は「ついに悪の巣窟にたどり着いた。完全武装で上陸する!」と全く根拠もないのに息巻いていた。けが人もいることだし、明日もう一度来た方が良いとのパイソンの主張は、教授とそれに同調するお調子者のブルースの主張で封殺された。

 人が住んでいる島なので、ボロボロだが桟橋はあった。また、近くには2階建ての洋館が建っていた。教授は、「こんな目撃者のいない離れ小島なら、皆殺しにして館に火を放てばよい」と主張し、お調子者のブルースは今回も同調していた。これでは、どっちが悪人なのか分からなくなってきた。

 上陸すると、そこには一人の男が立っていた。その男は、ペリュー博士と名乗りこの館の主だと言った。意表をつかれた教授は、当初の計画を忘れ館に一夜の宿を求めた。
 館に招き入れられた後、ペリュー博士に質問したところ、博士はこの館に甥で助手のバクスターとアル中の執事ポッターの3人で住んでいて、動植物学の研究をしているとのことだった。教授は、異形のワニの話をして博士の関心を引きつけた。

 そして夜になり、一行は住人に気づかれないよう館を密かに捜索することにした。ブルースは2階を探索し、博士が研究室で何かをしていることを見たが、何か分からなかった。
 パイソンは1階の書斎で「第4回ハーバート・ウエスト自然系科学怪異」という本を見つけた。何かの手がかりになるかもしれないので、教授に見せるため持ち出した。
 ネナドは地下室に行きワインの貯蔵室に入ろうとしたが、鍵開けに失敗し、鍵穴を詰めてしまい、そのまま逃げ帰ってきた。

 館の捜索が不発に終わったため、教授は博士から情報を得るため研究室に行った。護衛にブルースもついて行くことにした。
 話のきっかけにと博士に異形のワニから切り取った目玉を見せようと取り出すと、目玉の切り口から無数の青白い触手が出てきて、教授に取り付こうとした。教授は叫び声を上げて目玉を放り出した。

 グスマン教授 「博士っ!これは一体なんですかーっ!!」
 ペリュー博士 「何って、君が持ってきたものだろう!?」

 そんな間抜けな会話をしている時、研究室の窓を破って何かが室内に飛び込んで来ると同時に部屋の照明が消えた。この異常事態にネナドとパイソンは懐中電灯をつけて研究室へと走った。

 2人が部屋につき、懐中電灯で照らすと、そこにはあの異形のワニが3匹もいて、教授たちを襲おうとしていた。その内の1匹は、ペリュー博士にも襲いかかった。これを見た教授は、ペリュー博士って悪人の親玉じゃなかったんだと今更ながら認識していた。

 ペリュー博士を含めた銃を持っていた全員で異形のをワニ達を射撃し、1匹を倒した。しかし、ワニの攻撃でペリュー博士、グスマン教授、ブルースが倒れた。驚いたことにワニ達は、教授の持ってきた目玉を回収しようとしていた。
 その時、部屋で待機していたポールも駆けつけてきて戦いに参加した。目玉を回収したワニ達は、残りの3人に襲いかかってきた。この攻撃でポールが倒れた。
 ここで、パイソンは隠し持っていた手榴弾を投げつけた。ちょうど2匹の間に転がり、1匹はそれで倒れ、もう1匹も大ダメージを受けた。その後、この残った奴もネナドとパイソンの射撃で倒した。

 戦いが終わった後、倒れた者達を応急手当したが、ペリュー博士は傷が深く助からなかった。生き残ったグスマン教授は、アル中の執事に全ての罪をなすり付けて逃げることを主張した。

 グスマン教授 「アル中患者の執事など何人死刑になっても構わん。この儂が生き残っていればクトゥルフは退治できるんじゃ!」

 これでは完全に狂人のたわ言だ。

 そうして一行は、引き上げていき、けが人は病院送りとなった。結局、当初の依頼は全く未解決のままである。


 「エバーグレーズを覆う影」 次回に続く(かな?)

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