1月7日、第7回福岡マルチゲームコミュニティのゲーム会にlock氏と共に参加した。
12月は、諸般の事情で時間がとれずゲーム会に参加できなかったので、2ヶ月ぶりにボードゲームをすることになった。
今回も会場は北九州パレスで、この日はどこも成人式のイベントが行われていたので、駐車場があるか不安だったが、幸い空きがあったので助かった。
部屋に入ると、既に代表のsinon氏の他、数名来られていたので、人数が揃うまで軽いゲームをしようということになった。
まず最初にプレイしたのは、「ジョジョの奇妙なカードゲーム」(下図)という同人カードゲームで、これは週刊少年ジャンプに連載されていた漫画「ジョジョの奇妙な冒険」第3部空条承太郎編の登場人物を使ったいわゆるキャラゲーだ。

しかし、このゲームはそこら辺にある単にマンガの絵を使っただけで中身はダメダメのクソゲーと違い、なかなかシステムも考えられていた。
メインとなるルールには「ゴキブリポーカー」を流用していて、それに「ジョジョの奇妙な冒険」のエッセンスを詰め込んだ形になっている。
このゲームには登場人物(承太郎、ジョセフ、花京院、ポルナレフ、アブドゥル、イギー)のカード(下図)が入っていて、それを参加人数に応じて分配する。

各人物のカードには、本体とスタンドがあり、スタンドは場に公開されたとき特殊効果を発揮する。(下図)
(花京院の本体)

(イギーのスタンド)

ゲームは、何らかの方法でスタートプレイヤーを決定し、そのプレイヤーはゴキブリポーカー同様手札を1枚裏向きにして任意のプレイヤーの前に置き、それが何のカードか(例えば、“このカードは承太郎だ!”など)を宣言する。
このゲームでは、これをギャンブルと呼んでいるが、ギャンブルの祭には本当のことをいう必要はない。(言っても構わない)
カードを置かれたプレイヤーは、宣言が本当かどうか推理し、本当だと思ったら“Yes! Yes! Yes!”とコールし、嘘だと思ったら“No! No! No!”とコールする。
コールされたら、カードを表にし、当たりか外れかを確認する。コールが当たった場合、カードを置いたプレイヤーが、そのカードを表のまま自分の前に置き、外れた場合は、コールしたプレイヤーがそのカードを表のまま自分の前に置く。
自分の前に置かれたカードは、右肩に書いてある点数(ほとんどの場合マイナス点)が自分に加算される。
カードの判断がつかない時、コールの代わり“だが断る!”と宣言して、そのカードを他のプレイヤーに押しつけることもできる。
“だが断る!”の場合、宣言したプレイヤーは一度そのカードを見てから、任意のプレイヤーの前にカードを置いて、ギャンブルを行う。
この時、先のギャンブルと同様に本当のことを言う必要は無いし、先に宣言された内容と違うことを言っても良い。(同じ事を言っても良い)
そして、誰かがコールを行うまで、同様のことが続いていく。
この“だが断る!”を宣言した時のギャンブルの主体は、“だが断る!”を宣言したプレイヤーに移っているので、コールが当たった場合のカードは、“だが断る!”を宣言したプレイヤーが取らなければならない。
ギャンブルの結果、カードを取らされたプレイヤーが次のスタートプレイヤーとなり、ゲームは続いていく。
そして、誰かの手札が無くなるか、誰かが表の状態で6人の人物(本体のみスタンドは不可)を集めた時、ゲーム終了となり、得点計算に入る。
表になったカードは右肩の点数がそのまま得点となり、手札は2枚で1点として計算する。そして、もっとも点数の多いプレイヤーが勝利となる。
ただし、6人の人物を集めたプレイヤーがいた場合、それはスターダスト・クルーセイダーの完成として、そのプレイヤーの勝利となる。
今回のプレイでは、全員が元ネタのジョジョの奇妙な冒険を知っていたので、かなり盛り上がった。
結局、最後の最後でlock氏から出てきた承太郎のスタンド(スタープラチナ)カードを私が取ることになり、その結果勝ちを逃した。
「ジョジョの奇妙なカードゲーム」が終わった時点で、まだ他に誰も来ていなかったので、引き続き5人でカードゲームをすることになった。
次にプレイしたのは、「シュティヒェルン」というゲーム(下図)で、これはいわゆるトリックテイキング系のゲームで、トランプのナポレオンやコンストラクトブリッジに似ている。

このゲームには0から14までの数字が書いた5色のカードが入っている。各プレイヤーは、まず配られた手札の中から1枚カードを表にして、1つの色を自分のペナルティカラーに指定する。
ペナルティカラーのカードは、自分が取った場合その数字だけマイナス点になる(その他のカードは1枚1点)。これは先に出したカードも含まれるので、大きい数のカードを出すと、最初からマイナス点を背負ってしまうことになる。
全員のペナルティカラーが決まったら、何らかの方法でスタートプレイヤーを決め、そのプレイヤーから左回りに1枚ずつカードを場に出していく。(下図)

スタートプレイヤーのカードの色が、そのラウンドの基本色になり、全員そのカードと同じ色のカードが出されたら、その中で1番大きい数字を出した者が、場に出されたカードをすべて取る。
もし、他の色のカードが出された場合、その色が基本色より強くなり、基本色以外の色で最大の数字を出した者が場に出されたカードをすべて取る。
1ラウンドが終了すると、先ほどのスタートプレイヤーの左隣の者が次のスタートプレイヤーになり、同様にゲームを進めていく。
こうして手札が無くなったらゲーム終了で、その時点で一番得点の高い者が勝利となる。
今回は、全員巧みにマイナス点を避けていったのだが、sinon氏が自分の色が基本色となっている時に大きめのカードを出したので、他のプレイヤーが一斉にその色のカードを出して沈没したのが印象的だった。
このゲームは、如何に大きなマイナスを避けるのかが問題で、そのためには比較的小さなマイナスカードは、あえて取る事も辞さないことが勝利のポイントのようだ。
「シュティヒェルン」が終わった時点で、新たに2人来られたので、2卓に分かれて遊ぶことになった。
私はこの日持ち込んだ「クァークス」(下図)をプレイすることになった。

「クァークス」は、生物の進化と環境適応を表したゲームで、その昔はツクダから出ていたのだが、10年以上前に絶版となり、オークションなどでも出ると高値になっていたゲームだ。
今回、サンセットゲームズから復活されることになり、私も1個プレオーダーしていたのだが、8月発売の予定が大幅にずれ込み、この年末にやっと届いたのだった。
ざっと説明すると、クァークスの世界には、地球とは異なる進化を遂げた生物(クァークス)が存在し、それらは植物界、草食動物界、肉食動物界の覇権を競って生存競争を繰り広げている。
まず最初にボードの準備をし、植物界、草食動物界、肉食動物界に1つずつ上位種の生物をランダムに作成し配置する。
各上位種は、頭部、胴体、しっぽ(植物は葉、茎、根)の3つのパーツからなるすべてのパーツを備えている。
これを山札から1枚ずつ引き、植物界、草食動物界、肉食動物界に1つずつ配置していく。これは、植物界はスタートプレイヤーを自分の支配下に納め、自分のカードホルダーに入れる。そして、草食動物界は2番目のプレイヤー、肉食動物界は3番目のプレイヤーといったように順番に割り当ててカードホルダーに入れていく。
次に2枚のカードからなる下位種を配置し、これは4番目のプレイヤーが植物界を支配下に納め上位種と同様に自分のカードホルダーに入れる。その次はスタートプレイヤーに戻って草食動物界を支配下に納め、2番目のプレイヤーが肉食動物界を支配下に納めるといったように割り当ててカードホルダーに入れていく。
こうして全ての世界の上位種、下位種が埋まったらゲームスタートになる。(下図)

各プレイヤーは自分の手番になったら、まず気候変動トラック上のマーカーを1または2個動かす。これにより、気候が変わった場合、その時点で新しい気候が有効になる。
手番プレイヤーは、次に運命チットを引き、自分がこの手番中どの世界で活動するかを決める。もし、引いた運命チットが自分の上位種がいる世界の場合、一度だけ引き直すことができる。
そして、運命チットの示す世界に自分のクァークスがいれば、それが上位種なら自分のクァークスを突然変異させるかパスするかになる。
突然変異とは、自分のクァークスのカードを1枚手札と交換することで、これにより気候に適応させていくことができる。
もし、下位種に自分のクァークスがいれば、上位種と同様に突然変異をした後、上位種への挑戦ができる。
挑戦を宣言すると、下位種のプレイヤーは、3枚目のカードをクァークスに加えて完全体にする。上位種のプレイヤーは、挑戦を受けるか退却するかを選択する。
そして両者一斉にカードを場に出す。このとき裏向きにカードを出せば退却を宣言したことになる。
上位種のプレイヤーが退却を宣言した場合は、下位種のクァークスが、そのまま上位種になり、下位種になったクァークスは、どれか1枚カードを取り除き、それを手札に加える。
このとき、両者表向きにカードを出した場合、戦闘が発生する。戦闘は、それぞれのカードの強さを適合数値表で判定していく。
まず、現在の気候(平原やジャングルなど)を確認する。その後、各カードに記された記号と番号(A1やB15など)を確認し、適合数値表上で、現在の気候の欄でカードの記号と番号を合わせる。そうすると、右側の窓にそのカードの戦闘力が表示される。
この戦闘力を合計した数字が大きい方が勝利となる。負けた方は絶滅となり、そのカードはゲームから除かれる。
そして、3回絶滅したプレイヤーは、ゲームから脱落する。
また、戦闘に際しては、この他に食物連鎖というルールがある。要は植物は草食動物に食われ、草食動物は肉食動物に食われるという構図のことで、これは頭としっぽのカード(植物の場合は、葉のカード)の記号で表されている。
この記号が一致した場合、食物連鎖の関係にあることになり、食っている方は食べられている方の戦闘力を加えることができる。反対に食われている方は、食っているほうの戦闘力をマイナスすることになる。
例えば、草食動物の頭が植物の葉を食っている場合は、植物の葉分の戦闘力を加えることができるが、植物の方は草食動物の頭の分だけマイナスとなるわけだ。
自分のクァークスが上位種にも下位種にもいない場合、下位種へ挑戦することができる。この時は上位種の戦闘と異なり、2枚のカードでの戦闘になる。もちろん食物連鎖もあるのだが、自分に勝ち目がない場合の退却が許されていないことが上位種の戦いと違う点だ。
しかし、後からツクダから出ていた旧版とルールブックを比較してみたが、旧版では下位種にも退却を認めていた。これはルールの改訂なのか誤訳なのか判らないが、これによって、ゲームは非常にブラッディな展開となった。
この他、選択ルールだが、必ず使っているルールとして、“突然変異”と“知性の賭”がある。
突然変異は、気候トラック上の特定マスにマーカーが止まる、または通過すると強制的に発生する。
この時は、すべてのプレイヤーが順に自分の持つクァークスのどれか一つのカード1枚か、手札を1枚山札と交換する。
知性の賭は、知性を表す形質カードC29を戦闘に使用する際、カードの戦闘値ではなく、サイコロを1個振って出た目の数を戦闘値として使用する。これは事前にどちらを使うか宣言しておかなければならない。
こうして、すべての世界で上位種を独占し、1ターン防衛したプレイヤーか、最後までゲームから脱落しなかったプレイヤーの勝利となる。
今回のプレイでは、試しということもあってか、全員が好戦的に行動したせいもあってか、絶滅が出るのが早く、1時間も経たずにゲーム終了となった。(最終的に世界を制覇したクァークスは下図)
(植物界、プレイヤーは脱落)

(草食動物界)

(肉食動物界)

今回は特に下位種への挑戦の時、どちらかが必ず絶滅種を出すことになったので、上位種への挑戦がほとんど行われず、下位種でのつぶし合いに終始した。これは、このゲーム本来の姿ではないだろう。
このことから、サンセットゲームズがルールを誤訳しているのではないかと思われる。機会があれば元のルールでプレイしてみたい。
「クァークス」が終わった後、次は「キルドクター・ラッキー」をプレイした。(下図)

このゲームは、人里離れた洋館(下図)に集まったプレイヤーキャラクター達が、全員が何らかの恨みを持つドクターラッキーを人知れず殺害するのがゲームの目的のゲームだ。
(洋館)

(ドクターラッキー)

このゲームは元々チーパス・ゲームズから出ていた物で、その時はチーパスの名に恥じぬ、コストダウンのためコンポーネントは最低限のものしかなく、駒も他のゲームから流用しろといったちゃちな代物だったが、箱もボードもカードも豪華になった。
これを輸入しているのが、あのホビージャパンだという話だから、どこまで本気なのか判らないが、殺人がテーマのゲームを子供と遊ぶファミリーゲーム扱いするのは止めてもらいたいものだ。
このゲームでプレイヤーは、自分の手番に通常の移動とアクションができる。通常の移動は館の部屋や廊下などを1エリアだけ移動することができる。
アクションは、カードを使うことやドクターラッキー殺害を試みることで、何もアクションを行わなかった場合、カードを山札から1枚取ることができるが、その時は必ず番号の付いた部屋にいなければならない。
このカードだが、プレイヤーは6枚のカードを手札として持ってゲームを始める。カードには、部屋カード、移動カード、武器カード、妨害カードがある。(下図)
(部屋カードと移動カード)

(武器カード)

(妨害カード)

部屋カードは、そのカードの示す部屋にドクターラッキーを移動させるカード。
移動カードは、通常の移動の他に自分またはドクターラッキーをカードに書かれた数字分だけ動かすことができる。
武器カードは、その名の通りドクターラッキーを殺害する武器のカードで、書かれた数字が殺害値となる。武器カード無しで殺害を試みる事もできるが、その時は殺害値1として判定する。
また武器カードは、カードに書かれた特定の部屋で使用された場合、殺害値にボーナスが付くものもある。(下図)

最後に妨害カードは、誰かがドクターラッキーを殺害しようとしたとき、他のプレイヤーがそれを妨害するカードで、出されたカードの数値が、殺害値を越えれば殺害は失敗となる。その場合、殺害を試みたプレイヤーには恨みマーカー(下図)が1枚与えられる。

恨みマーカーは、次回以降ドクターラッキー殺害を試みるときに1枚につき1点加算することができる。これにより殺害が失敗するごとにだんだんと恨みが積もっていき、殺害が成功しやすくなっていくわけだ。
また、ゲームは基本的にスタートプレイヤーから左隣のプレイヤーに手番が移っていくのだが、ドクターラッキーと同じ場所にいるプレイヤーがいた場合、そのプレイヤーが次の手番プレイヤーとなる。
ドクターラッキーは盤上の各部屋に書かれた数字の順番に徘徊していくのだが、これを利用して、先回りするようにドクターラッキーにひっついて行けば、連続して自分の手番をプレイできるわけだ。
そして肝心のドクターラッキー殺害だが、これは盤上のどこかの部屋または廊下などドクターラッキーと同一エリアに自分の駒だけがある状態で、かつ他のプレイヤーの駒から視線が通っていない状態でしか行えない。
館のボードは良くできていて、なかなか条件を満たすことができず、ここがジレンマとなっている。
今回は5人でプレイしたのだが、結構バランスが取れていて、誰もがドクターラッキー殺害のチャンスを作ることができた。
最終的にLock氏が、温室に現れたドクターラッキーを鴨の模型で殴り殺すことに成功し勝利となった。(下図)

ここで、残念ながら時間切れとなり、引き上げることにした。次回は2月4日で、朝から会場が借りられたので、大きいゲームがプレイできるとのことだった。
次回もまた参加したいものだ。
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